本校教育の特色

農業を通じた大自然との営みの中で「人間とは何か」を追求します

Learning by Doing(体験を通じて学ぶ)をモットーに、即戦力の実力を身につけます。 『国際協力の専門家』に必要な心構えや農作物栽培技術、マネージメント能力、指導力、問題解決能力などを身につけます。 オイスカの海外プロジェクトで、熱帯農業や地球環境問題と取り組みます。
農業の基礎基本から、農家として自立可能な技術まで分かりやすく指導。有効微生物を学校周辺から採集して、地域環境密着型の有機農法を開発しています。 国際社会で生きるためにはアイデンティティが不可欠。我が国の古典学習を通じて、日本人としての基本的な教養を身につけます。 教職員と学生が寝食を共にし、勤労の尊さや社会奉仕の喜び、生活の中に受け継がれる文化や智恵の大切さを伝えます。また在寮する外国人との共同生活で、無理なく国際感覚が身につけられます。

まず、種をまくことから始めましょう

世界平和を築くため、お互いに理解を深め合い、不足分を補い合っていく……、 そんな「心と心」がつくり出す積極的な行動、それを私達は「国際協力」と呼びます。 大きく変わりつつある世界にあって、「国際協力」は日毎にその重要性を増しています。 力や理論だけでは人の心は動かせません。紛争や戦争が絶えない現在の世界情勢はこのことを物語っています。その担い手になる人達は強靭な精神力と体力とともに、健全な世界観、国家観、それに人生観が求められます。さらに、発想力、実行力、自己制御力等が必要です。 本校は『大自然との共生』を人類悲願達成の共通項として、先ず農業に取り組むことから始めます。それは本校の母体であるオイスカが40余年の国際活動で得た確信でもあります。

学校の現状

健康な食糧を生産する農業者を目指す人、広い視野を持って日本企業の担い手になりたい人、国際社会で活躍したい人、開発途上国の発展のため貢献したい人、地球環境問題解決をライフワークにしたい人等、しっかりした目標を持つ若い人たちが全国から集まっています。又、外国からは学生や技術研修生が日本語や日本文化を学びに来ています。 オイスカが永年にわたる国際活動を通じて築き上げてきた教育環境、『地球大家族』の落ち着いた雰囲気を浜名湖畔に実現しています。早朝から健康で行動力旺盛な若者たちの元気な声が響きわたっています。また、日本人も外国人もお互いに協力し合って、生活の場を盛り上げ、異文化交流を楽しんでいます。

農業は命の源

有機農法による健康な作物つくりに、取り組んでいます。新しく農業をはじめる人も大歓迎です。平易な分野から高度な技術まで、自立可能な実践技術を習得できます。 食糧を生産する一方で、農業は大自然と人間の接点として、豊かな心を育てる文化も私達にもたらしてきました。心のふるさととして受け継がれてきた民謡や伝統芸能の源をたどれば、どこの国でも『農業』に行き着きます。物質的にも精神的にも、農業はまさに命の源と言っても過言ではありません。 本校では人類の悲願である世界平和も、地球上の生物の存在を危くする地球環境問題も、「農業の心」を理解し、実践することで、解決へ向かって一つの道筋が開かれてくることを信じて、農業を中心とした教育を進めています。

建学の精神

天文を基調とする真の人間形成に向かって努力し、人類恒久平和建設の大道に献身する。

教育目的

日本人としての教養を積み、技術をみがき、心身を鍛え、国際社会に通用する人材の養成が本校教育の目的です。

異文化体験

異文化体験はこれからの時代に生きる若者にとっては必須条件です。私達の生活はすでに国際社会と切り離せないほど、深く関わりあっています。そこにはさまざまな生き方や考え方があります。特に、世界人口の80%以上を占める開発途上諸国では日本や欧米諸国とは異なる価値観が今も健在です。そのため、生活を通じた異文化理解が必要になってきます。又、異文化体験は外国を理解するだけでなく、『人間と何か』を問い掛けてくれる大きな教材です。本校ではオイスカ・インターナショナルの協力を得て、独特のプログラムを用意しています。

農業は総合産業

農業を営むためには総合的な知識や技術が必要です。農学、農業技術だけでなく、経済、政治、社会、哲学、道徳、文化・芸能、情報技術、それに農村社会における良好な人間関係の作り方等広い分野について知らなければなりません。それだけに奥が深く、やりがいのある仕事です。 国境を越えて物が動くボーダーレス社会となり、農作物の作付計画も国際市場を見ながら立てる時代が来ています。又、急激な人口の増加が食糧の生産を上回り、近い将来、世界的な食糧危機も心配され、農業に大きな使命感が求められています。 開発途上の国々には独自の豊かな精神文化があります。経済的には貧しくても、親子兄弟、親戚、友人が心を寄せ合いながら、たくましく生きている世界では『人のやさしさ』が宝です。2年次の海外体験は人間観が変わるほど衝撃的です。

農業を通じて

農業を通じて大自然に触れ、国際社会との出会いを重ねてきた卒業生に共通しているのは、「人間の基礎」を学んだ自信にあふれた顔です。現実の社会で生き抜き、地域社会に貢献できる能力を身につけることに努めてきた2年間の学生生活は貴重です。何の保障もなく、ひたすらに夢と希望、それに使命感を掲げて、国際協力活動を40年近くにわたって繰り広げてきたオイスカの現場や本校には独特の教育的環境があります。このような所から、次の時代を担う若者が育っています。

到達目標

実社会で即戦力として必要な教養及び農業技術の修得
健全な国家観、世界観の涵養
学校と寮生活のあらゆる場面が即戦力となる実力養成の場になっています。又、国際社会で生きていくためには、自己のアイデンティティをもっていることが求められます。移り変わりが激しい今日の世界で、みだりに外国の価値観に惑わされることなく、自国の固有の文化や価値観を踏まえ、堅実な生き方を身につけることで、信頼と真の友情を得ることを目ざします。