「屋上緑地プロジェクト」~土づくりマスターが土壌診断!~

本校から車で20分くらいのところの佐鳴湖近くに位置する大平台小学校の屋上にて、「屋上緑地プロジェクト」が5月からスタートしました。大平台小学校の「おやじの会」から「作物が育たないため利用していない屋上庭園があるが、どうにかならないか」という相談を受けて、本校の学生もこのプロジェクトに参加することとなりました。学生たちは、大平台小学校の勝本先生の「観察や栽培を通して、子供たちに四季の風を感じて欲しい」というお言葉に共感し、意欲的に取り組んでいます。
先月には、大平台小学校の生徒さんがボランティアで草取りをしてくれました。取った草はまた再利用する予定です。
土壌改良のためpHを測定しました。
学生のNさんは、昨年度「土壌医検定2級」を取得しました。最近は地力の低下や、土壌病害の発生等による生産コスト低減が課題となっているため、土壌診断に基づく土づくりが重要となっています。このため、こうした課題に対応できる専門的な人材の育成のために「土壌医検定試験」が行われています。土壌を診断し、処方箋を出す専門家であるため「土壌医」と命名されているそうです。
土壌医検定1級(受験資格:土づくり指導または就農実績5年以上)取得者は「土壌医」、土壌医検定2級取得者は「土づくりマスター」、土壌医検定3級取得者は「土づくりアドバイザー」と呼ばれます。
土壌医検定2級は、「土づくりに関しやや高度な知識・技術を有するとともに、土壌診断の処方箋を作成できるレベルある者」とされています。学生のNさんは、土づくりマスターとして土壌検査をして必要な処方を行ってくれています。
今後は植栽部を耕していく予定です。